2006/09/17 Bプロ みなさんこんばんは、谷山浩子です。 スポーツ新聞に昨日おとといのAプロの記事がのっていた。 新聞って年齢がでるのでありがためいわく。 ようこそおいでくださいました。 Bプロは猫の日。 いつものコンサートは一曲うたってから挨拶するんですが、今日は先にご挨拶。 何度も来てる人は大丈夫だと思うんですが、初めてきた人には、そういう人なんだと思われる。 秋葉原にいるような、しかも「かっこ50」で。歌ってる最中にくすくす笑われるのも。 これは、幻想図書館「アタゴオルは猫の森」のアンコールの時の衣装を、ちょっとつくりかえて。 あの時だけしか着ないのはもったいなかったので。 今日は、アタゴオルっぽい歌を中心に。 アタゴオルってのはますむらひろしさんのファンタジーコミック。 知らなくても大丈夫。私の歌を好きな人なら。あまり遠くない。 知らない人は「これがアタゴオルか」と思ってくれれば。 知ってる人は、あの絵でイメージしてもらえれば。 曲目きめたときには衣装をきめてなかった。 ●風になれみどりのために これはもともとはCMソング (AQ登場)今日の衣装のコンセプト、すてきな猫。 ちびっこギャングみたいでかわいい。今日はわりとシックに。 性格ヒデヨシじゃん。そのまま。 自分の曲の中で風景がアタゴオルに近いかなと思ったものを、 異論はあるかもしれませんが。 Aプロで西洋ファンタジーの世界って「洗濯かご」やったら、 「私のイメージでは洗濯籠は100均だ」とアンケートに書いてあった。 ●パラソル天動説 ●たんぽぽたべて ●空からまりかが アタゴオルがどんなものかわかったんじゃないかと思います。これにロビーにいたあれが加わる。 去年プロの役者さん3人と、私とAQと斉藤ネコの6人で、 AQがヒデヨシ、斉藤ネコがからあげ丸というバイオリンをひく床屋 この二人がそっくりだという評判でした。(AQ)「そうでしょうか?」 AQって意外と太ってないよね、どうして太ってないんだ? そういえば紹介した?シンセの石井AQさんです。もう20年以上谷山浩子のミュージシャンやってる。 これがスタンダードのコンサートです。 私はテンプラという男の子の役をやった。猫の役か女の子の役がやりたかったのに、男の子の役。 テンプラって魅力的なキャラではあるんだけど、普通だもん。(AQ)「女優魂が出てきた。」 劇中歌として作った歌を三曲やります。アタゴオルっぽいです。あたりまえじゃん。 アルバムに入れた中から二曲、入れたかったけどこぼれた曲一曲。 これ作ってるときって、ツアーとかですごく忙しくて、 なんにも気にしなくて作れた。好きに作って大丈夫。無理して違う世界を作らなくて良い。 「雨のアタゴオル」は、ツアーの移動の車内で、ゆれるので書きにくかったのを覚えてます。 「人生は一本のタバコのようなもの」これは、渋谷の喫茶店で、 「水晶散歩」は、鳥取か神戸のソロツアーでホテルで。 うちでぜんぜん作ってないじゃん。それがいいのかも。 ●雨のアタゴオル ●人生は一本のタバコのようなもの ●水晶散歩 さてここで、お待ちかね。本日のゲスト、原作者じゃない作者の、マンガ家のますむらひろしさんです。 この格好は私たちが押し付けたわけではありません。「まきぞえです」 いつ作りましたか?「三日です」いつって聞いたんですが。「三日」 今日のために作ったですか。そのマークは?(なんかサッカーのチームのマークらしい) いちおうマンガ家、本職はサッカーのサポーター、プレーヤーも 「今日八丈島から、飛行機とばなかったらどうしようかと」コンサートより試合のほうが大事。 「3試合、怒られて、下手ですから」チーム名は?「よこはまたそがれ」「無得点王として」 わたしよりおにいさん。ミュージシャンでもある。LPを出して、 昔わたしのコンサートにゲストに来ていただいた、20年前 おせじじゃなくって、ひとがつくった歌に嫉妬を感じた。 私が作ればよかった、曲もいいけど詩がすごくいい 一緒にやろうとしたら、メロディが変わってて、コーラスしか参加できない ●月の下で ●うさぎのだんす わたしが覚えてたのはこんな感じだったんですけど(うさぎのダンスのサビの部分を歌う) リハのとき「いや、こうだ」って言い張ってきかない 自分の録音聞かないんですか?「ええ、もうどこにあるのかわかんない。」押入れの奥とか? 私がますむらさんの漫画に出会ったのは21の頃。 読んだらすぐにファンになってヒデヨソファンクラブに入りましたし、 ヒデヨシTシャツを着てライブやったこともあります。 AQはもっと古くから。14の時、少年ジャンプ?「霧にむせぶ夜」を読んだ。 猫の毛が一本一本全部描いてある、クライ。アタゴオルは明るいよね 「出版社つぶれるんです。このひとのを乗せるとつぶれるという不吉な作家」 コミックMOEから、コミックファンタジー、メディアファクトリー 10月にアタゴオルの10巻目が出ます。 どれを読んでもいいので好きなアタゴオルを読んでください。 ますむらさんは、これで帰るつもりだったようですが、 ギタリストとして来てもらったので、最後までいてもらいます。 実際リハのとき二曲やったら帰ろうとした。 ヒデヨシが二人いるみたい。 ヒデヨシ系を二曲「起きろ」と「素晴らしき紅マグロの世界」 この曲人気ある、あたまから離れない。 アタゴオル知らない人から共感するって言われて。「だってマグロおいしいですよねー」 そういう共感のしかたもあるのかと思った。 ●起きろ ●素晴らしき紅マグロの世界 映画の話してもいい? 10月にアニメ映画が公開されます。 Aぷろの手島さんもそうだったので、タイアップ。 でもますむらさん呼ぶって決めたときはまだ映画の話は知らなかった。 なかなか連絡とれなかったし。「ええスペインでサッカーやってました」 アニメになるって聞いて、じゃあ音楽使ってくださいと、一応名乗りをあげてみましたが、 もう全部きまってた。そのかわりゲスト声優で出ませんか? 試写を見た人の話によると、(谷山が出てると)わかることはわかる。 テマリという、歌のうまい占い師の役。わたしがやったのは洗脳されたテマリなのでセリフが変。 私はまだみていない。 CGだから風景としてリアル。CGのいいところをいかしてる。話はあやしい。 そういえばロビーにいたヒデヨシ、「あれヒデヨシだから、 賄賂わたせばゲド戦記の宣伝やるんじゃないか?」とヤマハの人が言ってました。 ヒデヨシは、太ってて、食べるのが大好き。 そこまでなら普通なんですが、主人公であるにもかかわらず腹黒い。 腹黒いっていっても頭わるいので たのしいこときもちいいことが人生のすべて。 食べ物とかやると敵に寝返る。 最後までいいやつにならない。 旗色が悪くなるとへへへと帰ってくる。 そういえば舞台のあと、ますむらさんと飲んだとき、「谷山さんがヒデヨシやったら」と言われた。 どういう意味なんだ? こんな綺麗な世界の中にこんな憎たらしいキャラクターがいる、そんな漫画ふたつとない。 不思議だったのですが、ますむらさんにお会いして、 逆だ。なんで・・・ なんでますむらさんが・・・・ アタゴオルと関係なく猫三曲 「ネコじゃないモン」これライブでやったことない、はずかしいから、かっこ50がやります。 これもまんがだ、「猫が行く」吾妻さんがほめてくれた、泣くそうですよ もう一曲は、予想のつくそれです。 ●ネコじゃないモン ●猫が行く ●猫の森には帰れない まちがえたピアノ。ギターコード大丈夫?とか言ってたんですが、 ギターの音量、自分の曲のときの半分くらいになってない? お別れの時間が近づいてきました。 今日は、明るいね、「あたしの恋人」とか「鏡」みたいなのがなくて、 あたまからしっぽまでアタゴオル、 ますむらさんといえば銀河鉄道の夜。 銀河の歌を二曲。 「銀河系はやっぱり回ってる」 これも恥ずかしくてリクエスト以外では歌わなかった。歳とると平気になる。 中三の谷山浩子が銀河で感動してつくった歌。 8年たって、さばよみすぎ、18年たって もう一曲は「銀河通信」22か3の頃につくった歌 ●銀河系はやっぱり回ってる ●銀河通信 (アンコール) どうもありがとうございました。本編は無事に終了しました。 いちばんどうなるかわからない 「アタゴオル」の映画、子ども、昔子どもだった人、見に来てください。 最初に知ったのそのチラシ だって画面の中はヒデヨシなのに まぐろコーヒー、やってみたことある?ないです ヒデヨシ、映画ではちょっとだけ、いいやつになりかけるよね。 前売り券売ってます、CDも。 グッズ、IT関連商品、最先端をいってます。草の根IT USBメモリ、どっちの色が好きか言えといわれて、ピンクが残っているのでピンク。 色として好き。パンフとかアームレストとか色見本でどれがいい?って言われて 選んでたら赤とかピンクだらけになった。青は貴重、いやいや、ピンクがいいです。 大胆にも、この曲までますむらさんにギターをひかせてしまう。 直接には関係ないのですが、アタゴオル読んでたからこうなったとしか思えない。 ●てんぷら☆さんらいず (感想・アンケート内容) 私は旅行のたびに中古レコード屋を回るのを趣味にしてますが、 去年の猫森の帰りに大阪でますむらさんのLP「風の気分」を見つけて買いました。 でもまさかその中から2曲もやるとは思わなかった。 こんなことならもっと聴きこんどくんだった。 「空からマリカが」は、風景は確かにアタゴオル的だと思った。 そういえばますむらさんはギターを1本しか使わなかった?